段通2016年02月15日

段通
新築一年後位に買った段通。

配達されてピアノの部屋に敷いた。
重厚感があって気に入った。
突然、茂実さんが、段通の上に大の字になった。  
いつにない様子だった。
「気持ち良い?」って聞くと
「うん」と、いつものように手短に答えた。
20年過ぎた段通。猫がしっこして、熱湯をかけたり特殊な洗剤を取り寄せて処置したりしたけど、湿気の多い日は臭ってどうしようもなく、クリーニングに頼む事にした。ところが2万円ちょっとかかることがわかり茂実さんに相談した。「もう捨ててもいいのだけど」と、私。
クリーニング屋さんから段通は高いから捨てるのはもったいないですよ、と聞いていた茂実さんは
「クリーニングに出せば」と、一言。クリーニングに出し、今まだこうしてピアノの部屋に敷かれている。1才の孫が、歩く練習にちょうどいい、茂実さんを偲んで会食するときも、段通に座卓をおき座って食べるのにちょうどいい

良かった茂実さんの言う通り、捨てずにいて良かった。

一緒に生きてみる2016年02月12日

思い出を集めて見ようと、思う、
辛い作業だけど、一緒に生きて行ける道を見つけられるかもしれない、

人工呼吸器2013年05月28日

義理の姉(夫の姉)が誤嚥性肺炎になり 一人暮らしだった義姉の身内の夫が できるだけの治療をお願いして、入院して3日目に人口呼吸器を挿管することになった。
そして、いま3週間が過ぎようとしている。
 呼びかけに 閉じているまぶたが動いたり 口が動いたりする事もあり
快方に向かっているのかも、と思うときもあったが
今朝見舞った時は 反応がほとんどなかった。
夫曰く、寝ているのだろう、と、
 夫は姉の回復を信じ、毎日、朝の出勤前、夕方の出勤後見舞っている。
「どうだった?お姉さん」と、聞くと
「いつもと同じ」
こういう会話が毎日続いている。

旅行の計画も すべて姉の回復待ち。
回復待ち、、、、
ほんとに そんな日がくるのだろうか?
いわゆる延命措置。
夫はドクターに 症状を聞くこともなく 毎日病院へ見舞っている。

義姉は、もし、意識があるのだと、したら 何を思っているのだろう。
辛いのだろうか?希望を持っているのだろうか?
肺炎の回復はこれほどに時間のかかるものなのだろうか?