2016年02月26日

夫の実家で 私たちと弟夫婦の長女達の初節句のお祝いをした。
夫の両親、弟嫁の両親、私の母親、祖母、と大勢集まった。
食後、団らんの時、弟夫婦に歌のリクエストが、弟嫁の父親から出た
弟夫婦は大学の合唱部に在籍していたので歌は得意、
二人は歌った。
次に私たちにもリクエストがあり、 こんな時身の程知らずの私はやる気になってしまう癖があった
その時も歌う気満々、 勿論歌が下手だから楽器に行った私なのだけどそんなことすら忘れる身の程知らずの私。
ところが夫は
その申し出を拒否、二人でああいう風に親たちの前で歌うのは彼の美学に反したようだ
そして一人で 民謡を披露した。 確かにうまかった。
良い声してるね。と みんなから賞賛されていた

私は、すごく寂しかった
褒められて嬉しいはずなのに
一人 寂しかった 心の中では泣いていた

夫はそんな所があったように思う
自分の気持ちの悪くなるような事はあえてしない。
なんどか、そんな悲しい寂しい思場面があった

言えばいいのに、その頃の私は胸に思いを秘めたままにしていた

おそらく夫はそんな私の気持ちを生涯知らずにきていたのだろう

だんだん私も年を取るにつれて 夫のそんな態度に、無言の抵抗をし、口をきかないで1週間ほど過ごしたりするような術を覚えた。
でも、なぜ、私が意固地な態度を示すのかわからなかったのだろう

口をきかずに 自分の怒りを気づいて欲しいという 最悪な対処。

夫を亡くした今 その対処法がもたらした 夫婦関係を実に残念に思っている。
お互い似た所があって 自分の感情を表現しない、体に痛む所があっても 言わなかったり、不愉快な事も言わずにそのままにしていたり、

でも、このままじゃ、老後楽しくないと思ったいた私
夫が退職して、ゆっくりとした時間を持てるようになったら 少しずつでも良いから思いをそれぞれ言って、良い方向へ改善したかった。
夫は亡くなってしまった。だから そんな思いが 二人の色々な関係の改善点がぷかぷか未解決のまま
宇宙空間にある