中 勘助 「銀の匙」2014年01月23日

橋本武さんの訃報を新聞で読んだ。 2013年の9月101歳で亡くなられた橋本さんは灘校の国語の先生。
戦後の黒塗りの教科書を授業で使う気になれず、自分で生徒にふさわしい教材見つけ、中学校の3年間をかけて「銀の匙」を読む授業をされた。
 4,5年ほど前 橋本武さんの名を知り、中勘助の「銀の匙」大学の教養の科目で、講義を受けたことある、、あの講義は印象深く覚えていると、懐かしく当時を思いだしたのだった。
 教授の名前は覚えていないけれど、60過ぎぐらいのおじいさんという印象。今60代になって60過ぎをおじいさんと思うなんて、と思うが 18か、19の子にしてみれば、おじいさんだった、そのおじいさん教授が 銀の匙を愛おしむように話された、授業の進め方など、全く覚えていない、銀の匙の世界観と教授をぼんやりと思い出すだけ。
 夏目漱石が美しい日本語と絶賛した銀の匙(新聞小説だったらしい)を読み返してみようと思った。