初めて部屋を訪ねた2016年02月23日

彼は大学から電車に乗って15分ほどの所に住んでいた

オケの先輩と、一緒の下宿
不便な所に住んでいるものだと思っていた
ほとんどの人は歩いて通える所に住んでいたのに

その前は、歩いて通える所にいたらしいけれど、それは
付き合う前の話

一度だけしか行った事がないように思う

玄関を入ると正面が彼の部屋だったように思う

足を切断して血が出ている男の人のポスターが目についた

何かのポスターを 自分で加筆してそんな姿の男にしたようだった

なぜ こんな絵を描いたのか聞かなかった

そそくさとお茶の準備をしてくれた

きれいに掃除されていたのだと、思う
でも わたしは 無神経に部屋の汚れを指摘したような
全然汚いとか 整頓されていないとか 全く思ってなかったのに
口をついて出た言葉
話題がなく 男の一人暮らしをただステレオタイプに部屋=不潔
と  そうなんだよね。 片付けきれないんだよね と言う言葉が返ってきて 軽い会話の続きを想像し 放った言葉、と思う

かえってきた言葉
一生懸命掃除したんだ

ごめん、悪かった、と思った

靴下がたくさん
引き出しを見せてくれたのか、たままた目に入ったのか

そして
死ぬまで彼の靴下入れには
靴下がたくさん
なぜか、靴下はたくさん

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