映画 ラストムービースタ―2023年03月03日

かつて大スターだったことがあった爺さんが ナッシュビルに行く 映画祭に招かれて、 鼻リングをして独特の化粧をした機嫌の悪い女性と不機嫌爺さんの会話、 もう、見るのやめようかな、 この会話 聞いてるのも嫌な気分になるしな、、、と思いつつ 見てたら 映画祭の主催者たちの 人生に素直な若者たちが 不機嫌爺さんを大歓迎するところあたりから  ん、面白いかも、と思ってみすすめた だんだん 面白くなってきて 最後は涙も 私も爺さんの年にちかくなってきてるから 爺さんの思う所もわかって というか 爺さんに近い感情をもって 映画を見てるのかもしれない 主演のパートレイノルズ は2年前この映画主演が最後になり 亡くなった; この映画のストーリーもかなりレイノルズの人生と被るところもあるらしい。 生きるってなんだろうなあ、 先に逝った人を思うと 生きてるって 何だろうな、と思う。 ちっとも説教臭い映画ではない、 ただ 人生って 何だろう、っておもう  歴史に名をのこすような人たちは 人生って充実してたな、と思うのだろうか 若き日の自分と、今年老いた自分が 共演しているシーンは とても合成とは思えない自然な感じで ここまで映像技術も進歩したのだと驚いた

悲しみとともにどういきるか2023年03月11日

世田谷 一家殺害事件の遺族である入江杏さん、主催のミシュカの森、という会で講演したり、寄稿した 6人の人の話です。 世田谷の事件はあまりに衝撃的で 記憶にありましたが 事件の被害者家族の思いについてはせることが 恥ずかしながらありませんでした。ころされた母親のお姉さんが入江杏さんです。殺された子供達と同じ年頃の子供達もいる杏さんの家族です。 子供が、ぼくたちはもう、クリスマスのお祝いはできないね、という言葉 そんな遺族達の心の文を読みながら涙が止まらなかった。 柳田邦男、若松英輔、両人は私の 心のよりどころになっている作家の人達ですが 彼らの講演も同じく泣けて仕方なかった。 私の心も喪失感 という大きな袋の中に日常があるみたいなものだから このような言葉、に心揺り動かされます。