有吉佐和子 赤い靴を履いて ― 2023年06月08日
NHK TV 赤い靴を履いて〜作家 有吉佐和子の問いかけ〜
母の世代の有吉佐和子。
私も人生ももう、終末期。
わたしは 自分を食べさせて 自分の考えをしっかりもって生きていける条件はあった。
男女差別もなく、、給料もまあまあ、 対外的にも 信用され巣仕事だった。 そんな恵まれた仕事につきながら
簡単にやめた。
夫の転勤にともない、私一人だけ その地で暮らすのは 理不尽だ、とおもったから、 理不尽だ、 と考える事しかできない
他に依存して生きることを 依存する、という言葉すら 思いもしないほど 簡単に仕事をやめた。
専業主婦になり、子供を産み、育てた。
夫に、食べさせてもらった
いともかんたんに 庇護される女になった。
仕事を捨てなければ 私は どういう人生を歩いていたのだろうか、
私が社会人になった頃 彼女はなくなった。 53歳という若さで。
女性の生き方、女性は隷属された性ではなく 自分で生きる事ができるのだと 半世紀近く前に彼女は言っていたのに
彼女の言葉に触れる機会がなかった。
環境問題、 高齢者社会、
についても 小説で問題提起していた。
有吉佐和子ブームが時折やってくる、というのも
彼女は普遍的な事を書き表しているから その提起された問題は いつの時代にも その時代の問題でもあるから なのだろう。
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