平野啓一郎 ある男 ― 2023年08月04日
平野啓一郎の「本心」が面白かったので 「ある男」を図書館にリクエストしました。 先日メールが入り、本館に入りました。と。
もう、リクエストした事すら忘れていて、あ、そういえば、と
ちょっと熱が冷めた感じで借りに行きました。
半年近かったかも、 本心の方が最近の本だけど すぐ来たので、
ある男、どうしてこんなに時間がかかったのだろう、
読み始めると すぐに物語に入って行った。初めの数ページは入り込むのに時間がかかるのだけど、
かえっていぶかってしまった。 軽いミステリ―物?と。
登場人物の背景が辛くて 読むのが辛くなってきた。
段々、平野啓一郎の世界が出てきた。あ、彼の本だ、と
ちょっとスノッブなところ 哲学するところ 政治的な意見
最後、辛いままで終わるか急展開するのか 残り数ページになってもわからない、
まあ、ほっとした、コメディ映画でも見ないと 引きずるな、と思っていたけど 乱気流に巻き込まれながら飛んできた飛行機が ソフトランディングしたような 、ほっとした感で、終わった、私にとってはいい終わりだった。
辛いと引きずるので
本 天路の旅人 ― 2023年06月27日
15年ほど前 母、息子(社会人) 私の親子3代で香港へ行った。
香港に向かう飛行機の中で息子が、読まない?と、貸してくれた本が
沢木耕太郎の深夜特急 1 「香港。マカオ」 読み始めたら止まらないほど、面白くて 旅を終えてから近くの図書館で 深夜特急2巻から最後の 6巻 借りてきました。一気読み。
ポルトガルのサグレス岬で旅が終わった時は 自分が旅したかのような旅の終わり独特の寂しさを感じた。
一月ごろ NHKのクローズアップ現代で 沢木耕太郎さんが出ていて 天路の旅人の話をしてたので
図書館で早速リクエストした。リクエストして4か月、
貸出可能のメールが入った。
分厚い本だ。
西川一三は 帰国後 秘境西域八年の潜行という 本を出版している。
西川一三に東京から定期的に会いに行き 2合の酒を飲みながら話を聞く、何度も東北に通い 話をした ことから 天路の旅人は始まった。
沢木耕太郎は 西川一三にとても魅力を感じたのだろうと思う、でも、すぐにではなく取材してから 10年以上たってから 彼の事を書き始めている。
その10年以上という期間は 西川一三を沢木耕太郎の中で熟成させるために必要な期間だったのだろう、と思う。
今から80年ほど前、西川は密偵という使命よりも冒険心未知の地に行きたい、という気持ちが強かったのだろう、と思う、
世の冒険家、というのは 未知の地へ 未踏の地へ、という気持ちを止められないものなのでしょう。
おそらく沢木耕太郎は 西川一三の人間性、冒険心を 自分と似た人、同じ26歳で旅に出た、という年代の共通点、 物語の主人公は西川一三だけど 沢木耕太郎が常に一緒に旅してる そのたびを面白がっていることが文章からあふれ出てきているように思った。
私の人生では味わうことがない 旅。
沢木耕太郎の旅も
西川一三の旅も
実は某総理大臣が頻繁に使う異次元という言葉
ぞっとするほど嫌いな言葉だが
彼らの旅は異次元の旅。
異次元の旅、
こういう時に 使う異次元だと思う。
い
イタリアからスペインへと回った“私”は、ポルトガルの果ての岬サグレスで
映画 キネマの神様 ― 2023年01月11日
アマゾンプライムで見た映画。
父親役は志村けんさんだったのらしいが コロナで亡くなられて、沢田研二さんに。
沢田研二か志村けんか わからないほどなんとなく似てた。沢田さんが敬意を示して彼に近づいたのかもしれない。。
沢田研二、 素敵に変身、 いい爺さんになってる、
若きあの頃を引きずらないのがいさぎいい、
キネマの神様 ディレクターズカット版を読んだことがあったのだけど
どちらかと言えばこのディレクターズカット版が面白く感じたのだけど
映画は映画で、それはそれで面白い、
原田マハさん のお父さん、個性的
作家さん 親話を書く人多いのだけど 個性的でハチャメチャ親って 子供を作家にするんだなあ、ある意味、良い親だ
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