旅のつばくろう ― 2022年07月24日
沢木耕太郎著
旅エッセイ本、
深夜特急を香港マカオに向かう飛行機の中で 息子が面白いよ、と自分のバッグから取り出した。 沢木耕太郎が20前後の旅だと思うから、私たちの香港旅行より20年前になる。夫より2歳年長だから 団塊の世代の人なのだけど その頃はナホトカからシベリア鉄道でモスクワ、へ、そしてヨーロッパへ、という旅が若者、(私も含めて)あこがれの旅だった、バックパック一つ背負って、昔はリュックって言ってたけど、
その著者、結局旅から戻って6巻、全部読んだ、
その著者の本を久しぶりに読んだ。
彼の旅は 好きだ。名所旧跡、おいしい物などほとんど出てこない、
旅の本質みたいな そんな旅エッセイ。 良かった。
何とかならない時代の幸福論 ― 2022年07月11日
ブレイディみかこ×鴻上尚文
NHK Eテレ「SWITCHインタビュー達人達」で反響を呼んだ対談を、未放送分も含めて収録。またコロナ後、あらたに行われた対談も収録した、
何とかならない時代の幸福論
このタイトル、よくりかいできない。
なんとかならない?この時代、ってことかなぁ
イギリスの学校教育で 対話とかディベートとかに重きを置いている話、それを聞くと焦る、
私の幼少期、子供たち、そして孫たちの時代に至っても学校教育は知識を覚えるところ、だった。社会に出てから、組織にすんなり組み込める人々を製造してたってことなのかも、
自分の考えを持ち 違う考えの他を否定するのではなくお互いの考えを損傷しあう そんな社会で
あれば
いいなあ、、
現実は世界中、あちこち紛争だらけ、、、
失われたTOKIOを求めて 高橋源一郎 ― 2022年07月01日
NHKのラジオで毎週金曜日の夜 「高橋源一郎の飛ぶ教室」という番組があります。散歩中、聞き逃しで偶然聞いてから すっかり はまってしまってます。
私より少し上の年齢の高橋さん。もうリタイアして残りの人生を過ごしている というイメージの世代の人です。作家さんなので 社会の組織に組み込まれて生きてきてないのだろうと思う、思考が、好きです。おじさんの説教的な話ではないのが 好きです。おじさんの人生論をぶたないのがいいです。
という番組を聞き始めてから 高橋源一郎さんの小説、エッセイ本など ぼちぼち読んでいるのですが、
小説は どうもはまりません、
エッセイが断然面白いです。
数少ない読書量ですが この本、今までの彼の本の中で、最高に面白かった
世代が被るというのもあって、でしょうが 東京オリンピックの話には涙が出ちゃって、なぜか、、、
2学年違えば大きな違い、それは学生運動。 学生運動がピークだった人達と もう下になってたた私の学年とは 2年でずいぶん違う。
でも かれがデモに参加していたあの空気間 私の時にも 少しだけ残っていたから 面白買った。
失われたTOKIOだが失われた70年代とい副題がついてもよかったぐらい、東京に縁のない人にも楽しめた。
おすすめ
喜寿周辺の人には特におすすめ
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