ライダーズ・オブ・ジャスティス2023年06月28日

2020年のノルウェー映画。 ノルウェーアカデミー賞受賞、とあった。 なんともなんとも不思議な映画。途中で見るのをやめようかな、と思うような銃撃戦、殺し合いの場面も多くあり、 なんとも 不思議な復讐劇、 心の病心の闇を抱えた人の集まりが  とにかく最後は とりあえずハッピーエンドで、 良かった。 えぐい場面が残ったらどうしようと、思ったけれど その場面は必要悪みたいに 気持ちの処理できた。 父親役、軍人 の役者が ノルウェーの有名俳優に似てたので ノルウェー人はこういう顔立ちの人が多いのだな、と思った。 見終わった後で 確認したら、 マッツ ミケルセン、当人だった 最後のクリスマスの場面、心の病を抱えたものが 家族のように集い、幸せな時間を過ごしていた。ほっとして、なんだかやっと、この映画の言わんとすることが分かったように思った。

映像の世紀 バタフライエフェクト ビートルズ2023年06月17日

ビートルズを知ったのは小学年生の時だったかなあと思う。  テレビでビートルズのニュースを見て知ったのだろうと思う。 日本初来日の時だったのか、調べてみたら、初来日の時は中学2年生ぐらいだったから イギリスの若いグループの音楽がすごい人気だというニュースだったのかもしれない。  下校の時ビートルズの事を友達と話しながら帰った事があった、という記憶で その時ビートルズを知っていたのだと おもった。 飛行機から降りてくる彼らの姿もニュースで見たのだろうが、薄い印象しか残っていない。 イエローサブマリンの映画がサイケっぽいな、 ヘイジュードはいい音楽だな、 そして、ビートルズ、というかジョンレノンをきちんと知ったのが 殺害されたニュースを見た時。 世界的な音楽グループであったのに それほど知らなかったという私だ。 この映像の世紀を見て 彼らがうまれた時代、階級、などが 彼らの音楽で彼らは表現し、 そして実際 語ってもいたというのを知った。 時代の価値観は 一部の人が一部の利益を得るために作り出し、広く一般も受け入れ いつしか 時代の常識になっていってるという  妙な話 下級階級に生まれた事から そして様々ものを超えた音楽から ビートルズというグループが 必然的に ごく自然に 社会に存在していた差別に、それ変!と 歌ってきたのだろう、と思った。 それ変、の中で変だけど、と思いながら生きるのか それ変、と思ったとき、 変な枠の中から外へでてみた、 やはり変だった、感じる事ができる力、いいなぁ。そんな力はすごい

有吉佐和子 赤い靴を履いて2023年06月08日

NHK TV 赤い靴を履いて〜作家 有吉佐和子の問いかけ〜 母の世代の有吉佐和子。  私も人生ももう、終末期。 わたしは 自分を食べさせて 自分の考えをしっかりもって生きていける条件はあった。 男女差別もなく、、給料もまあまあ、 対外的にも 信用され巣仕事だった。 そんな恵まれた仕事につきながら 簡単にやめた。 夫の転勤にともない、私一人だけ その地で暮らすのは 理不尽だ、とおもったから、 理不尽だ、 と考える事しかできない  他に依存して生きることを 依存する、という言葉すら 思いもしないほど 簡単に仕事をやめた。 専業主婦になり、子供を産み、育てた。 夫に、食べさせてもらった いともかんたんに 庇護される女になった。 仕事を捨てなければ 私は どういう人生を歩いていたのだろうか、 私が社会人になった頃 彼女はなくなった。 53歳という若さで。 女性の生き方、女性は隷属された性ではなく 自分で生きる事ができるのだと 半世紀近く前に彼女は言っていたのに 彼女の言葉に触れる機会がなかった。 環境問題、 高齢者社会、  についても 小説で問題提起していた。 有吉佐和子ブームが時折やってくる、というのも 彼女は普遍的な事を書き表しているから その提起された問題は いつの時代にも その時代の問題でもあるから なのだろう。